こんにちは、まっつんです。

先日のジャパンカップの回顧記事(2019年11月30日UP)にて、「レースラップによる適性分析」の解説が欲しいというコメントをいただきました。

 

とてもうれしいコメントでした。

ありがとうございます。

 

今のところ、好走しそうな馬の洗い出しくらいにしかなっていないのが大変恐縮ですが、

馬の得意なペース・展開というのを洗い出すという方法に期待して頂いているということなので、

私がどうやって適性の分析をしているのか、展開の予想はどういう考えで行っているのかを解説して参りたいと思います。

 

適性の分類方法

適性は2段階で見つけていきます。

 

前傾ラップが得意か、後傾ラップが得意か

分析する馬を1頭ずつチェックします。

まず、馬柱にある過去5戦の好走レース(着順が1~3着、ない場合は5着くらいまで)に注目。

 

例えば前走でOP1着で重賞初挑戦というような馬の場合は、好走したという事実がある「前走」に目を付けます。

 

そしてその前走がどんなレースだったかを確認します。

前半3F-後半3F(もしくは前半5F-後半5F)のタイムを見て、前傾ラップか後傾ラップかを判断します。

 

前傾ラップで好走している馬は「前傾ラップ適性」があり、前後半のタイム差が少ない平均ラップ、またはスローペースのレースで好走していれば、「後傾ラップに適性がある」と判断できます。

 

もちろん他に好走したレースや逆に凡走したレースがあれば、そのレースの結果もチェックします。

仮に前傾ラップに適性のありそうな馬が後傾ラップになったレースで凡走していた場合は、「前傾ラップが得意」であると確信できますよね。

 

凡走したレースもチェックすると、より精度の高い分類ができると思います。

そして、前傾ラップと後傾ラップの分類ができたら、さらに深堀をしていきます。

 

前傾ラップの場合の分類

前傾ラップが得意な馬だったとしても、逃げているか、差しているかによってその馬の特性に違いが出てきます。

 

前傾逃げタイプ

例えば「アエロリット」のような前半自分でペースを上げて、最後まで粘りこめるようなタイプの馬は自身でレースメイク出来ます。

そのため他にガンガン競りかけてきて潰し合いのような展開にならなければ、かなりの確率で好走できるタイプの馬であることがわかります。

 

アエロリットの成績を見ると、3着以内に残れているレースは大体ハナを切って自分のペースで飛ばして押し切りを図るようなパターンが多いのがわかります。

(凡走した秋華賞なんかは、「カワキタエンカ」というハナを切りたいもう一頭の馬に先頭を譲って、一緒に沈んでいます。)

 

つまり、前傾ラップで逃げられる馬というのは、他に同型がいなければ期待値の高い馬であると言えるのです。

前傾ラップで逃げて好走している馬がいたら「前傾逃げタイプ」と分類します。

 

前傾差しタイプ

前傾ラップでも、ハナを切らずに前が速くなった時に好走するタイプの馬もいます。

つまり「前崩れ」の展開に強いタイプの馬ということ。

(同じ差し馬であってもペースが速いと追走するのに脚を使ってしまい、最後に伸びを欠いてしまうようなタイプの馬もいます。)

 

ある程度追走に脚を使ってしまったとしても、バテないスタミナを持った馬の末脚というのが「前傾差し」タイプの特徴。

前半タフな展開になったとしても、後半にしっかり脚が使えれば、前が下がって来た分差しも強烈な印象を残しますが、逆にスローペースになった時には切れ負けしてしまう可能性も高いです。

前傾ラップに強い差し馬を見つけることが出来れば、前半が厳しいレースになればなるほど狙いやすいということになりますよね。

 

前傾まくりタイプ

チャンピオンズカップで新しく登場させた概念です。

芝ではあまり見ないレース展開なので、ダートレース限定と思ってください。

 

前傾ラップだった場合、ダート戦ではどんどん前にいる馬が失速していきます。

それを最後方に近い位置取りで脚を溜めて、4コーナーで一気にスパートをかけるようなレースを得意とします。

 

この手のタイプはロングスパートタイプと違い、一気にトップスピードまでギアを入れ先頭集団を飲み込もうとします。

そしてその勢いを維持したまま、ゴールまで粘りこむというレースをします。

 

これがスローペースだった場合ただ単に前との差を詰めるだけで終わってしまうので、前がバテて来やすい前傾ラップが濃厚なレースにこのタイプの馬が出走していれば、積極的に狙っていくとよいと思います。

 

後傾ラップの場合の分類

後傾ラップのような平均~スローペースが得意な馬にも種類があります。

ポイントはどのタイミングでスパートをかけるかということ。

後傾ラップだったとしても、切れ味勝負になるか、ロングスパート勝負になるかによって結果は変わりますよね。

 

ロングスパートタイプの馬がいると瞬発力タイプの馬には苦しい展開になりがちです。

最近はスローのよーいドンというレースが減ってきている印象がありますので、出走する馬のタイプを見ながら、レース展開までも予想していく必要があると私は考えています。

 

後傾瞬発力タイプ

後傾ラップで好走しているような馬の中で、ラスト2ハロンが一番早いラップを刻むようなレースが得意な馬がいます。

要するに馬群を割って、一気に抜け出せるような馬のことですね。

 

このタイプの分類はレースラップももちろんですが、好走したレースのレース映像を見て判断することが多いです。

タイム的に後傾ラップで、ラスト2ハロンが最速のレースだったとしても使える脚については優劣をつけるのが難しいところ。

 

そこを視覚的な情報を取り入れることで精度を高めていくという方法で補っています。

(ここはロジカルではありませんが、ご容赦ください。)

 

後傾ロングスパートタイプ

こちらは切れ味ではなく、いわゆる「長く良い脚」を使っていくタイプの馬を指します。

具体的にはラスト4ハロンor3ハロンのタイムが最速値を記録するような「早めスパート」でも耐えられるタフな末脚を持っている馬。

 

ロングスパートタイプの馬は、自分から仕掛けていくケースが多いため、レースの展開を予想においてもロングスパートタイプの馬の有無というのは重要になってきます。

ロングスパートが得意な馬がいると、レースの流れが4コーナー~直線入り口で激しくなっていきます。

 

G1レースなどのレベルが高いレースになるとこの手のタイプの馬が多くなる傾向にあります。

なぜなら瞬発力タイプはロングスパートタイプがいると真価を発揮できないケースが多いから。

 

瞬発力タイプというのは、脚を溜めて一気に切れる脚を使うので早めにスパートされてしまうと脚を使わされてしまうのです。

 

まれにアーモンドアイのようにどんなレースでも瞬発力で勝るような馬もいますが、3歳最強と呼ばれていたサートゥルナーリアが天皇賞秋であっさりと負けてしまったのも、ロングスパートの能力より瞬発力に特化したタイプであったから

 

このように危険な人気馬を見極められるのもラップ適性分析の特徴なのです。

実は天皇賞秋で人気を分け合っていたダノンプレミアムもこれまでのレースは後傾ラップの瞬発力勝負ばかり。

 

ここは嫌いどころだと思っていたのですが、本番で今まで見せてこなかったロングスパート性能を発揮して2着に好走。

馬券的には外れてしまいますが、ダノンプレミアムはロングスパートタイプにも適性があると分類することが出来るようになります。

 

このように苦手な展開が明確にわかるような場合は、馬券対象から外すこともできます。

ただし、新味を発揮されてしまうと馬券が取れないので「未知の要素」がある場合は押さえの馬券を購入しておくのも良いでしょう。

 

レース展開の予想方法

これまでのように馬のタイプを分類した上で、これまでのレースを見て想定される隊列を考えていきます。

 

脚質と前走距離をベースに考える

まずどの馬がハナを切るか。

ハナを切りたい馬は馬柱を見ればわかると思います。

 

その中でハナ争いを制するのはどの馬か。

それは「前傾逃げタイプの馬の有無」と「前走距離」を参考にすると見えてきます。

 

前傾逃げタイプの馬がいれば、ガンガン飛ばすことが勝利への条件となるので何が何でもハナを切りにいくでしょうから、その馬がハナを切ると考えても良いと思います。

もしいなかったら、「前走から距離延長している馬が前に出る」と想定します。

 

なぜなら距離が短いレースでハナを切れているということは、トップスピードの値が高いと判断できるからです。

このようにハナを切れそうな馬、もしくはトップスピードの値が高いと思われる順に隊列を予想していくことにしています。

 

あとは、過去5走の位置取りと枠順を参考にしながら隊列を組み、レースの展開を予想していきます。

 

予想の組み立て方

並べた時に前傾ラップで先行したい馬が多い時は、ハイペースの展開を予測できます。

逆に前傾ラップで先行したい馬が少ない時はスローペースになる可能性が高いです。

 

①前傾ラップ・後傾ラップを見極める

②前傾ラップの場合、先行争いが激しくなりそうな展開だと差し優勢
隊列がすんなり決まりそうであれば逃げ優勢

③後傾ラップの場合、ロングスパートタイプが多ければロングスパートタイプが優勢
ロングスパートタイプが少なければ瞬発力タイプの出番

 

このような形で予想を組み立てていく、これがラップ適性分析の予想法です。

 

今後やりたいこと

展開の紛れを少なくするために、トラックバイアスも予想の要素として加えていきたいと思っています。

ここはこれから研究していく形になると思いますので、予想の精度を少しでも上げていけるように精進してまいります。

 

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注意事項

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それではよろしくお願いいたします。

 

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